もし、あと5分しかなかったら——あなたがわが子に伝えたい言葉は?

子どもを抱く笑顔の母親のイラスト

「もし、あと5分しか、わが子と過ごせないとしたら……」

ふとそんなことを考えると、胸がきゅっとなりますね。

目次

子育ての毎日は、嵐のように過ぎていく

朝の支度、ごはんの準備、忘れ物チェックに寝かしつけ。
一日があっという間に終わって、「また明日ちゃんと話そう」と思うこともあります。

でも、その“また明日”が、当たり前に来るとは限らないとしたら……?

そんなこと、普段は考えないし、考えたくもないことですよね。
でも、ほんの少しだけ、その可能性を思い浮かべてみてください。

きっとあなたの心には、すでにたくさんの言葉があるはずなんです。

本当は伝えたい想い、ちゃんとありますよね?

「ありがとう」「大好きだよ」「生まれてきてくれて、ありがとう」

心からそう思っているのに、なんだか照れくさくて言えなかったり、
忙しさに追われてタイミングを逃したり……。

それは、私もまったく同じです。
カウンセラーであり、母親でもある私。
そんな私でも、「ああ、あのとき伝えればよかったな」と思うことが何度もあります

今この瞬間に、ほんの少し立ち止まって

子どもと過ごす時間は、かけがえのないものです。
それなのに、日常に埋もれてしまいがち。

でも、今この瞬間に、ちょっとだけ立ち止まって、
心の中の「本当に伝えたい言葉」に耳をすませてみてください

大切なのは、特別な日じゃなくてもいいということ

  • 朝「おはよう」と言って、子どもの顔を見る
  • ごはんを作りながらふと笑顔を見せる
  • 寝る前に「おやすみ」とつぶやく

ほんの一言でいいんです。

「あなたがいてくれて、幸せだよ」
「今日もよくがんばったね」
「あなたの笑顔が、わたしの元気のもとだよ」

そんな小さな言葉が、子どもの心をやさしく包んでいきます。

言葉には、目には見えないけれど確かな力がある

子どもたちは、大人の想像以上に、親の言葉に敏感です。

あるときふと、
「ママがね、あのとき言ってくれた言葉、うれしかったんだ」
と言ってくれるかもしれません。

言葉は、時間を超えて記憶に残ります。
心にあたたかな灯をともすものなんです。

完璧じゃなくていい。伝えようとするその気持ちが大切

子育てには正解なんてありません。
いつもうまくいくわけでもないし、イライラしてしまう日もある

でも、あなたが「伝えたい」と思っている気持ちこそが、何よりも大切なんです。

「最近ちゃんと向き合えていないかも……」
そんなふうに思っても、大丈夫。

親として、あなたは今日も頑張っている
その姿を、子どもはちゃんと見ています。

親子の心がふれあう瞬間を、少しずつ増やしていこう

言葉を伝えるのは、いきなり完璧じゃなくていいんです

「今日も会えてうれしいな」
「あなたのこと、大切に思ってるよ」

そんなささやかな言葉を、少しずつ重ねていきましょう。
それが、親子の心をつなぐ、あたたかな架け橋になっていきます

最後に——カウンセラーであり、母である私から

私もまた、子どもと日々向き合う一人の親です。

「もっとちゃんと関わりたかったな」
「わかっているつもりだったけど、言葉にしていなかったな」

そんな後悔を、何度も経験してきました。

だからこそ、伝えたいんです。

あなたのその想い、
どうか“今”という瞬間に、そっと言葉にしてみてください。

「ありがとう」「大好きだよ」「いてくれて、うれしい」

その一言が、今日、わが子の心にやさしい灯をともします。


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今日、たった一言でも大丈夫です。
どうか、そっと声に出してみてくださいね。

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