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「またかんしゃく…」と悩むあなたへ

〜その涙と叫びの奥にある、わかってほしい思い〜
「今日も大泣きで出かけられなかった」
「わざと怒らせようとしてるの?」
「どうしてこんなに言うことを聞かないの?」

子どもの癇癪(かんしゃく)に手を焼き、疲れきってしまう毎日。
私がこれまでご相談を受けてきた保護者の方々も、まさに同じように悩まれていました。
あるお母さんは、要求を通そうと泣き叫ぶ子に怒鳴ってしまい、自己嫌悪で涙をこぼしました。
またあるお父さんは、癇癪が起きるのが怖くて、何でも子どもの言う通りにしてしまうようになったと話してくださいました。
癇癪はただの“困った行動”ではありません。
それは、子どもがまだ言葉にできない「わかってほしい思い」を、精一杯ぶつけている姿なのです。
この記事では、癇癪について
- なぜ起きるのか
- 泣き止まないときの関わり方
- 予防の工夫
- 子どもの心を育てる関わり方
を、現場での事例を交えてわかりやすくお伝えします。
1. 癇癪は「うまく伝えられない心の叫び」
癇癪は、子どもがただ感情的になっているだけではありません。
多くの場合、**「どうしていいかわからない」「わかってほしい」**という気持ちがつまっています。
特に癇癪は、一人きりで静かにしているときよりも、誰かとの関わりの中で起こりやすいものです。
- 思い通りにいかない
- やめてほしいことが続く
- 自分の気持ちが届かない
その不快感や混乱を、自分なりに伝えようとした結果が「泣く」「怒る」「叫ぶ」といった行動になるのです。
一見「わがまま」に見えるその姿の奥には、
“わかってほしい”という気持ちがあることを、どうか忘れないでいてください。

2. 泣き止まないとき、親にできる3つのステップ
癇癪が始まると、親の心もぐらぐらと揺れます。
でもそんなときこそ、次の3つのステップを意識してみてください。
Step 1:感情を言葉にする
「イヤだったんだね」「悔しかったんだよね」
まずは、子どもの気持ちを代弁してあげましょう。
大切なのは、「正しい・間違い」で判断するのではなく、
「そう感じたんだね」と受け止めてあげること。
それだけで、子どもは「わかってくれた」と感じ、心が少しずつ落ち着いてきます。
Step 2:安心できる空間をつくる
癇癪の最中は、言葉も届きにくくなります。
まずは、危ないものから離し、落ち着ける場所に移動してみましょう。
「大丈夫だよ。ここで少しゆっくりしていいよ」
「お母さん(お父さん)はそばにいるからね」
そんな声かけが、混乱していた心を受け止め、安心感につながります。
Step 3:落ち着いたあとに一緒に考える
泣き止んで気持ちが落ち着いたら、次にどうすればよかったのかを一緒に振り返ります。
「今度同じことがあったら、どうしたい?」
「こういうやり方もあるかもしれないね」
一緒に考える時間は、子どもが「自分にもできる」と感じられる大切な学びの場です。
3. 共感だけで落ち着かないときは「そらす」工夫も
ときには、いくら共感しても、子どもの気持ちが切り替わらず、泣き続けてしまうことがあります。
そんなときには、**「そらす」**という関わりも効果的です。
たとえば…
- 「そういえば、今日の夜ごはん何にしようか?」
- 「このシール、面白いね」
- 「さっきの猫、かわいかったね!」
といった、気持ちを別の方向に向ける言葉がけをしてみましょう。
これは感情を無視するのではなく、
整理が追いつかない気持ちをいったん休ませるための、やさしい工夫です。

4. 癇癪を予防する小さな工夫
癇癪が起きたあとに対応するだけでなく、
事前に「起こりやすい場面」に備える工夫も効果的です。
たとえば、朝の支度で癇癪が起こりやすいなら…
- 前日に服を一緒に選んでおく
- 朝の準備の流れを絵で見えるようにする
- 「どこを自分でやる?どこは手伝ってほしい?」と選ばせる
こうした見通しと選択肢を持たせるだけで、
「わかってもらえている」という安心感が生まれ、癇癪の頻度がぐっと減ります。
見せない工夫も効果的
たとえば、スーパーでお菓子を買ってもらえずに癇癪を起こしたとき。
お菓子売り場から離れる、視界に入らないようにするといった対応も有効です。
これは、癇癪の引き金になる刺激を減らす環境調整であり、
親子双方の心を守る工夫でもあります。
5. 癇癪を“できた”につなげる声かけ
癇癪を起こさなかったとき、
少し我慢できたとき、
言葉で気持ちを伝えられたとき——
その瞬間を逃さずに、ぜひ声をかけてあげてください。
「怒らなかったんだね、えらかったね」
「ちゃんと我慢できたんだ」
「今、自分で言えたの、かっこよかったよ」
子どもは、自分で「できた」と気づくことが苦手です。
でも、大人のことばで**“成功体験”として心に残すことができます。**
その積み重ねが、「感情を調整できる自分」への自信につながっていくのです。

6. 癇癪の奥にある、わかってほしい思い
癇癪を起こす子どもは、決してあなたを困らせたいわけではありません。
ただ、「わかってほしい」「助けてほしい」と、
自分でもどうしたらいいかわからない気持ちを必死で表現しているのです。
泣く、叫ぶ、怒る——それは未熟なこころが出せる精一杯の「助けて」のサイン。
そしてそのサインは、あなたを信頼しているからこそ向けられているものでもあります。
おわりに 〜今日も、よくがんばっているあなたへ〜
癇癪のたびに、心がすり減っていくような思いをしている方へ。
どうか忘れないでください。
あなたは、毎日、精一杯この子と向き合っている。
うまくいかない日があっても、
イライラしてしまった日があっても、
それでも「わかろうとしている」その姿こそが、何よりの愛情です。
子どもも、親も、少しずつ成長していけるから。
今日もどうか、自分に優しいまなざしを向けてあげてくださいね。
🌱 ご相談もお受けしています
癇癪や子育てのことで悩んだときは、どうかひとりで抱え込まないでください。
当カウンセリングルームでは、
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つながる勇気で、笑顔に逢える。
あなたとお子さんの明日が、今日より少し楽になりますように。