---

はじめに：子育ての正解が見えない時代に

「勉強さえできれば、将来は安心」
そう信じて子育てをしてきた方は少なくありません。

けれど今の社会は急速に変化し、AIや新しい技術が子どもたちの未来を大きく変えようとしています。
そんな中で「学力だけで本当に大丈夫？」と不安になる親御さんが増えています。

実はこれからの時代に必要なのは、点数では測れない “非認知能力”。
この記事では、

をお伝えします。

1. 学力だけでは未来を守れない理由

IQだけでは成功を予測できない

アメリカの大規模調査では、IQが高い子どもが必ずしも高学歴・高収入になるわけではないことが分かっています。
「頭はいいのに仕事が続かない」「挫折から立ち直れない」…その背景には、心の土台＝非認知能力 の不足がありました。

学力は車でいえばエンジン。けれど運転に必要なハンドルやブレーキがなければ進めません。
その役割を担うのが非認知能力なのです。

---

AI時代に必要なのは「使いこなす力」

AIは計算や定型業務は得意ですが、人と協力したり想像力を働かせたりするのは苦手です。
これからは AIを使いこなせる人 が活躍します。

その力を支えるのが非認知能力。
人との関わり方や柔軟な発想力こそ、AI時代を生き抜くカギとなります。

---

2. 子どもに育てたい「非認知能力」3つの柱

非認知能力は少し難しそうに聞こえますが、実はとても身近な力です。

力の柱	具体的な姿	育て方のヒント
① 人と関わる力	相手の気持ちを想像し、自分の考えを伝える	「ありがとう」「ごめんね」を言葉で練習
② 感情を整える力	我慢・気持ちの切り替え・立ち直り	失敗しても「次はどうする？」と一緒に考える
③ やり抜く力	好きなことに夢中になり、最後までやりきる	興味あることに没頭できる時間を大切にする

これらはバラバラではなくつながり合っています。
子どもが夢中で挑戦する経験は、学力を伸ばす土台にもなるのです。

---

3. 親や支援者ができる関わり方

① 夢中を止めない

虫取りや工作に没頭する姿は、非認知能力が育つサイン。
「汚れるからやめて」ではなく、「楽しそうだね！」 と寄り添いましょう。

---

② 失敗を歓迎する

失敗は成長のチャンス。声かけのポイントは「3つのH」です。

こうした関わりで、挑戦を続ける力が育ちます。

---

③ 答えは一つじゃないことを伝える

「あなたはどう思う？」と問いかける習慣を。
夕飯の献立を一緒に考えるだけでも立派な練習です。
違う意見を尊重する経験が、柔軟さを育みます。

---

まとめ：未来を生き抜く力をプレゼントしよう

これまでの子育ては学力という「上の部分」を急いで積み上げるようなものでした。
でも本当に大切なのは、非認知能力という土台。

人と関わる力、感情を整える力、やり抜く力。
この3つがあってこそ、学力もキャリアも輝きます。

非認知能力を育てることは、子どもに 「自分らしく生きる力」 を贈ること。
これからの時代に欠かせない、最高のプレゼントです。

---

カウンセリングルームAERUからのご案内

「点数だけで本当に大丈夫？」
「非認知能力ってどう育てればいいの？」
「AI時代に合った教育って何？」

こうした不安を抱える親御さんは少なくありません。

AERUでは、

• 非認知能力を伸ばす関わり方
• 学力と心のバランスを整える工夫
• 親自身が安心して子育てできるサポート

を一緒に考えていきます。

ご相談くださった方からは、
「子どもの強みに気づけて心が軽くなった」
「正解を探さなくていいと分かり安心できた」
という声も届いています。

子育ての正解が見えにくい時代だからこそ、一緒に考える伴走者を持つことが大切です。
どうぞ安心してお話にいらしてください。