子育てに迷ったとき、思い出してほしいこと

毎日、子どものために一生懸命なあなたへ。

朝から晩まで気を配り、時には自分のことは後回しにして、
わが子の笑顔のためにがんばっているあなた

本当に、お疲れさまです。

子育ては、愛と葛藤の繰り返し。
うまくいく日もあれば、思い通りにいかない日もあります

誰かに頼りたくなる時もあるけれど、
「私が頑張らなきゃ」と肩に力を入れて、また踏んばる。
そんな日々の中で、気づけば心も体も疲れてしまうこと、きっとあると思います。

さらに今の時代、子育てに関する情報はあふれかえっています。
インターネット、SNS、本、テレビ、そして知人や先生からのアドバイス。

「この方法がいいらしい」
「こうすればうまくいくみたい」

そんな言葉を信じて、学び、試してみて、努力を続けている方がほとんどです。

実際、うまくいくこともあります。
「なるほど、そういうことだったのか」と納得できることもある。

でも――同じ方法をやってみても、うまくいかない日もありますよね。

「また泣かせてしまった」「やっぱり私の接し方が悪いのかな」

そんなふうに、頭の中で考えがぐるぐる回って、
しまいには何を信じたらいいのか、わからなくなってしまう

知識はある。努力もしている。
でも「これでいいのかな…?」という不安がぬぐえない。

そんなときにこそ、思い出してほしい存在があります。


目次

子育ては「山登り」。カウンセラーはその“伴走コーチ”です

子育てを山登りにたとえると、とてもしっくりきます。
行き先も標高も、天気も、道の険しさも人それぞれ。

自分の子どもという、まだ地図のない山を、手探りで登っていくようなものです。

しかも、あなたはその登山に、最初からガイドもいないまま出発しています。
誰かの真似をしても、自分たちには合わなかったり、
ある日は順調だった道が、翌日は急にぬかるんでいたり…。

それでも毎日、必死に登り続けている。
どれだけ頑張っていることか――私は、心から尊敬しています。

そんなあなたのそばにいる“登山コーチ”として、私たちカウンセラーがいます。


解決法を教える人じゃなく、一緒に思考する人

カウンセラーは、魔法のような解決法を持っているわけではありません

でも、あなたと一緒に、今いる場所や進みたい方向を整理しながら、

「ここに休憩ポイントがあるかも」
「この道を進めば、少し楽に登れるかもしれない」

そんな視点を添える存在です。

私たちは、「あなたの代わりに登る」ことはできませんが、
「あなたの登り方を一緒に考え、支える」ことはできます


無理のないルートを、一緒に見つけていく

たくさんの育児情報や方法の中で、
どれが我が子と、自分たち親に合っているのかを丁寧に見立てていく。

それが、カウンセラーの大切な役割だと思っています。

子どもの発達特性、生活リズム、家庭の状況。
どれもひとつとして同じものはありません。

その子を育てている保護者の価値観を大切にしながら、
親にも子にも無理のない方法を一緒に考えていきます

やってみた方法がうまくいかないと感じたときには、
立ち止まって見直すことも大切です。

方法自体をブラッシュアップすることもあれば、
あえて変更せずに続ける判断をすることもあります。

「合っているか、間違っているか」ではなく、
今の親子にとって続けられるかどうか

その視点で関わっていくことで、親子の歩みは確実に変わっていきます。


親子だけでは見えにくくなる“見通し”を描く

子育ての渦中にいると、どうしても目の前の困りごとに心が奪われがちです。

でも実は、今の関わりがどんな未来につながっていくのか、
どこに疲れやすさの原因があるのかなど、
親子だけで見通すことはとても難しいものです

だからこそ、カウンセラーが一緒に地図を広げ、

「ここまで来られたんですね」
「この先にこんな道があるかもしれません」

と、未来の風景をともに想像しながら
再び歩き出すための伴走をしていきます


頼ることは、弱さではない

「自立とは、誰にも頼らずに頑張ること」――
そんなふうに思っていませんか?

でも私は、こう考えています。

自立とは、適切に人に頼ること

頼ることは、甘えではありません。弱さでもありません。
自分の限界を知り、誰かにSOSを出せる勇気こそが、本当の強さなのではないでしょうか。


「つながる勇気で、笑顔に逢える」

私のカウンセリングルームのコンセプトは、
**「つながる勇気で、笑顔に逢える」**です。

勇気を出して誰かとつながったとき、
それはきっと――

あなた自身の笑顔
そしてお子さんの笑顔に出会うための第一歩になります。

困ってからでいいんです。
でも、できれば困りすぎる前に。

少しでも心がゆらいだとき、
「このままでいいのかな」と立ち止まったとき、

どうか、ひとりで抱え込まずに、声をかけてくださいね。

カウンセラーという存在が、
あなたの山登りにそっと寄り添える存在でありますように。


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